ジャーナリングで内観するのに良い人生の5つのテーマ
今回は「理想に対して現実が変わらない、変わっていない」と感じたときに、内観すると良い人生のテーマについてです。
毎日が手探りのように感じる
自分がいま良い方に進んでいるのか知りたい
このような不安や行き詰まり感を感じている方がいるかもしれません。
その感覚を解消するには、いま自分がどこに、どんな意識を向けているかに、ちゃんと気づくことが大切です。そしてその気づきになるのが内観です。
タイトルにジャーナリングという言葉を含めましたが、ペンと紙があれば誰でも取り組むことができるので、ぜひ試してみてください。
理想と現実にギャップがあるとき、その現実の中に答えがあります。
それがその思考現実化、その現実を創りだしている無意識に持っている感覚、感情です。
人生における重要なテーマに対して潜在意識レベルでポジティブなのか、ネガティブなのかに気づくことから変容が始ります。
現実がどのように変わるか、人生がどこまで飛躍できるかは、気づきの数に比例するのでそれを繰り返すことで、現実はどんどん変化していきます。
世界という存在
では早速、ジャーナリングで内観するのに良い人生のテーマの1つ目からです。

内観テーマ1
この世界や世の中をイメージしたとき、どんな言葉が浮かびますか?
頭で考えずに直感的に浮かんだことを書き留めてみましょう。
例えば世の中に不平不満があったとして、それ自体は人それぞれ誰でもあるのでいいんです。
ただ、そこにフォーカスして「生きづらい」とか「最低だ」みたいな感じで、残りの人生をずっと過ごしていくのかを自分に聞いてみます。
職場のこととか、社会の仕組みなどについてまったく不満がないという人は少ないと思うんですが、自分で解決できること、できないことを分けて考えるということです。
解決できることは変数
解決できないことは定数
つまり定数は変わらないものです。変わらないことにフォーカスしたまま残りの人生の時間を使うことが、自分に何かメリットがあるだろうかと考えてみるとどうでしょうか?
よく人生ガチャと言いますが、日本のように世界から見れば安全で清潔で、四季が楽しめて、食べ物が美味しくてそういう国にせっかく生まれることができたので、良いところや楽しめることに目を向けることも大切です。
世界に対するネガティブな感覚や不快感がある場合、その感覚、感情、思い込みなどを浄化でなくすとまるで視界が変わります。
世の中は危険だ感
不公平だ感
破滅に向かっている感
など、潜在意識の根底にある思い込みがなくなると、とても生きやすさを感じるようになります。
人生は山あり谷あり?
ジャーナリングで内観するのに良い人生のテーマの2つ目。

内観テーマ2
自分の人生をイメージしたとき、どんな言葉が浮かびますか?
よく「人生は山あり谷あり」と言われますよね?
かつての私もずっとこれを信じて、この山を乗り越えれば楽になるんだとかとにかく歯を食いしばる、みたいなので生きていました。
起業して会社を立ち上げたばかりの頃などは、もうがむしゃらに働いていたのですが、常に何かがんばるほど苦しくなるような感覚がずっとありました。
では、なぜ私がずっと苦しみを感じながら過ごしていたのかと言えば、山あり谷ありだと思ってそこに意識をフォーカスしていたからです。
自分で山を作っていただけということです。
この苦しいのが山なんだ、この山を越えれば楽になるみたいに勘違いしていたわけですね。
その後、心の浄化によって「人生は山あり谷ありであることを辞める」ことができ、それが大きな転機となっています。
心の荷物がなくなり潜在意識がクリアになることで気づいたことは、実際は登る山も間違えていたし、もっと平坦なルートがあったということも、視座が変わると見えてきます。
そのときの自分には自覚がありませんでしたが「自分が感じたとおり、思ったとおり」にしか、現実は創られないということです。
そして、自分が本当に感じている事というのは、自覚できない無自覚な領域である潜在意識にあります。
人はその潜在意識に持っている感覚、感情に従って、物事の90%以上を判断し行動しています。
目の前にある山がチャレンジとして楽しめる状態であれば良いのですが、そこで苦しみを感じる必要はないですよね?
苦しいほうが学びがある感
弱音を吐いたら負け感
人生は修行だ感
こういう感覚が潜在意識にあると、段々と私のように苦しくなります。
そして、こういう時ほど自分が苦しい思いをした割には、現実がうまくいっていないことが多いんですが、これもどこにフォーカスしているかで結果が決まってきます。
もし何か苦しいなと感じたときは、この苦しさはどこにそう感じているのか、そう感じているところに意識が向いているので、思い浮かぶキーワードや言葉を見ながらそこを内観してみるのがおすすめです。
お金という存在
ジャーナリングで内観するのに良い人生のテーマの3つ目。

内観テーマ3
お金をイメージしたとき、どのような言葉が浮かびますか?
人間関係と並んで、お金との関係に対して心の荷物がある方が多いのですが、根底にあるのはお金に対しての悪いイメージです。
お金そのもののイメージ、求める、受取る、使うという場面にどんなイメージを持っているか?それがお金との関係を決めていく要素になります。
お金は苦しいもの感
お金を稼ぐのは大変だ感
簡単に受取ってはいけない感
遠慮するのが美徳感
よくある例ですが、例えばこのような感覚を持っているとき、その人のお金との関係はそれに応じた現実になります。
苦しいことって誰でもイヤなものですよね?そして本能的にイヤだと思ったことは避けるように人間は創られています。
潜在意識でお金を得ることが苦しいというイメージがあれば、お金を遠ざけるように自然に自ら避ける行動をするようになります。
お金は人と人の間の価値の交換なので、苦しさの交換ではありません。
お金が手に入ることで自分のワクワクするものに交換できて、人生が豊かになる魔法のツールです。
お金というものへのイメージ、意識が向いている先がどんなものかによってお金の巡りが変わりますので、いまのご自分のお金についてのイメージを内観してみてください。
自分自身という存在
ジャーナリングで内観するのに良い人生のテーマ4つ目。

内観テーマ4
自分をイメージしたとき、どのような言葉が浮かびますか?
これは今の自分のセルフイメージを確認するためのテーマです。
もともとセルフイメージは自分が決めたものではなく、親とか友だちとか会社の人など、周りの誰かに言われた言葉と経験によって生まれるものです。
例えば、あなたが会社で「仕事できる人だよね」と言われたとしたら「私は仕事をきちんとするタイプだ」のようなセルフイメージができますよね。
それは自分で決めたものではなくて、他の人に言われたことがきっかけで「私はこうなんだ」と思うようになったはずです。
なので、生まれつき持っているものではありません。
自分で持っていたものでないなら、他人が持っているイメージに自分を当てはめる必要はないということなんです。
この内観で出てきた言葉は、他人が決めた型枠のようなものなのでそこからはみ出さないように、あなたが気を使う必要はありません。
気持ちは物と同じで使うと消耗しますが、配るとそれはプレゼントになります。
気を使うのではなく気配りでプレゼントすれば、最後は自分に全部返ってきます。
他人への気配りももちろん良いのですが自分への気配りにフォーカスすると自分の現実に何倍にもなって返ってきますよ。
自分への気配りが分からないという人は何をしていたら楽しいか、ワクワクを感じるかに意識を向けてみましょう。
そこから自分のワクワクが分かったら、それを増やしてみるとかそこから広げることを考えてみると、自分はこういうことを求めていたんだという自己理解がまた深まります。
人生のすべてに関わる存在
そして最後、ジャーナリングで内観するのに良い人生のテーマの5つ目。

内観テーマ5
他人をイメージしたとき、どのような言葉が浮かびますか?
人がとても好きという人もいれば、人付き合いが面倒くさいとか、できるだけ距離をおきたいという人もいると思います。
このテーマを最後にした理由は、これまでの4つの人生のテーマと切っても切れない関係だからです。
世界へのイメージや人生には必ず誰かが関わっています。
この記事をご覧になっているあなたと私も、インターネットという世界をきっかけに関わっています。
お金も必ず他の誰かが運んでくるので、人が関係しています。
そして他人に不快感がない人は自分に不快感は生まれないんですね。ということは自分のセルフイメージにも関わってきます。
自分の人生には他人は必ず入ってくるので、他人をイメージしたときの印象によって、そのまま鏡のように現実化していきます。
人=裏切られる感
人=豹変する感
人=敵だ感
人=警戒する感
例えば、こういった感覚を潜在意識に持ちながら人と関わっていると、やたらそう感じる経験をしたり自分の日常に関わりたくないタイプの人が入ってくることが多くなります。
脳のRAS機能によって意図的にそういう人を見つけるように、意識がそこにフォーカスされていることで、いつでも自分の中のスイッチが入るように待機状態になっているからです。
そういう目で見てますから、ちょっとした事ですぐにスイッチが入ってイライラしたり、不快感が生まれたりします。
嫌いな人を無理に好きになる必要もないのですが、心の浄化によってそういった感覚、感情がなくなると人間関係がよりスムーズになるだけでなく、自分自身がとても生きやすくなります。
人にはそれぞれ役割があって、自分がどういう人が苦手だとか嫌いだとかを教えてくれるために演技している演者のようだと、私は思っています。
誰かに対して不快感を感じたとき、それはその部分に対して反応する自分の中の心の荷物があるからです。
この人はこの演技を通して、自分に何を教えてくれてるのかな?と考えるとけっこう面白いですよ。
そのときに内観すると良いのはなぜそう感じたか?の部分です。
例えば、過去に自分を傷付けた人の態度に似ているからとか、自分の中の常識とか正義感から外れているからとか、何か理由があるものです。
その時に気づくのは、それは自分の持っている心の荷物に自分で反応しているだけ、ということです。他人のせいではないんですね。
見た目に清潔感がないとか、生理的に受け付けないとかは、ちょっと別の話ですがそういうものでない限りは、内観によって得られるものも大きいです。
心の浄化で人生の土台を底上げする
これで5つのテーマを紹介しましたが、私がなぜこれらを紹介したのかというと、あなたの現実に特に影響する人生全体の土台のようなテーマだからです。
理想の家を建てたいと思ったときに、土台となる杭が何本も抜けていたら理想の家は建ちませんね?
人生も同様に、土台となるテーマについて自分の中に各テーマに対しての不快感がないことが、理想的な人生を歩む上での絶対条件。
私がお伝えしている心の浄化は、その土台を強力に底上げするためのものです。
世界、人生、お金、自分、他人へのイメージは、人生の中でも特に大きなウェイトを占めているので、それぞれへ持っているイメージや意識がどこに向いているかによって、その分だけ現実が変わります。
もしこれらのテーマに対して一切の不快感がなくなれば、自然と日常のあらゆる物事は良い方向に進むようになりますね。
理想と現実という2つのレールがあるとき、最初はわずか1ミリという差だっとしても、そのズレや違和感を放ったまま進み続けたとしたら、やがて大きなズレになっていくものです。
そして、うまくいかない現実があるとき、必ずそこには問題の原因となっている無自覚にあるブレーキとなる感覚、感情、記憶があります。
そうしたものが潜在意識の深い部分に残っていれば、そのエネルギーが共振共鳴し現実となり、それが未来につながっていくのです。
原因があるから結果がある=因果の法則という、とても簡単な原理に従って私たちは生きています。
その原因をなくす方法、それが私がお伝えしている心の浄化です。
人生の土台となるテーマに対しての思考は、考え方や物事の捉え方のクセのようなものなので、ご自分を制限する考え方や捉え方がなくなったら現実もより望む方に向いていくということです。
潜在意識にある色々な物事へのネガティブなイメージは、自分が本来もっているものではなく後からそう思うようになったもの、過去の経験によって生み出された感覚、感情、概念などなので、もともと無かったものは無くすことも可能ということです。
それが潜在意識にある無用な感覚、感情をクリアにする心の浄化です。
今のご自分の心の中にあるもの、それをぜひ内観してみてください。
まとめ

Mikio / 心の浄化の専門家 JADP認定上級心理カウンセラー。交流分析、論理療法、認知療法、認知行動療法、フォーカシング、内観療法を会得。理想を叶えるための心のブレーキをなくしていくサポートをしています。